タロット暦、二十四節気と七十二候
タロットと占星術の対応を応用し、日本の暦にカードを結びつけます。
こんにちは、TAZNです。
12/15より、タロットサークル冬至の新規参入ゲートがオープンしております。さっそく新メンバーのみなさんをサークルへお迎えすることができました。
ゲートは12/22、冬至の日までオープンしております。次回のオープンは春分のゲートとなります。
今回はメンバーさんにタロットサークル手帳の配布がありますが、その軸となるタロット暦の全体図を作りました。
タロット暦
（日付は2024年のもの。毎年変わります）
これはタロットと日本の暦である二十四節気・七十二候を対応させることで、各カードに「日本の季節感」のイメージを付与する試みです。
節気と候
二十四節気とは１年を24分割したもの。一つの節気はだいたい半月くらいの期間です。今でもよく聞く、「冬至」「春分」や「立夏」「立秋」なども二十四節気のうちの一つ。元々は中国で作られたものです。
七十二候とは、一つの節気を三分割したさらに細かい区分。１年全体では72分割になります。一つの候はだいたい５日程度。例えば2023/12/17は「鱖魚群（さけのうおむらがる）」という候のはじまりで、鮭が群れをなして川を上っていく様。他の候も、季節ごとの自然の風景や生き物の営みが名前になっています。
占星術と節気と候
この節気と候を西洋占星術のサインとデカン（１サインを３分割したもの）の切り替わる日付と並べると、それぞれの区切りがきれいに割り切れることがわかります。
これは、節気もサインも黄経度数を基準に定められているからです。黄経度数とは、太陽の通り道である黄道上の座標を示すもの。春分点を０度とします。牡羊座のサインは春分点から始まりますし、春分の節気も同じ場所にスタートします。
一つのサインは30度、節気は15度。一つのサインにぴったり二つの節気が入っています。
タロットと占星術と節気と候
そして、占星術のサインとタロットは対応関係があります。この対応システムにはいろいろなものがありますが、今回は一番メジャーとされる黄金の夜明け団のシステムを採用しました。
例えば蟹座には戦車が対応します。蟹座は夏至と小暑という二つの節気の期間。すなわち戦車は夏至と小暑を担当するカード、となります。
なんのためのもの？
これをしっかり考察していくと、あるカードから日本の風景のイメージが立ち上がるようになるのではないか・・・と思っています。
カードをある季節の気候や風景という観点から見ていけますし、またその季節をカードの観点から見ることもできます。タロットへの自分なりの理解を深めることが、季節の風景を通じてできるのです。
占い目的で言えば、タロットは元々「いつ」の質問に答えるのが苦手な占術です。タロット占いで日時を特定するには、特殊な技法や工夫が必要になります。
でもあるカードを見て心の中である季節のイメージが立ち上がれば、「いつ」の問いに答えやすくなるかもしれません。
これはただ対応表を参照して「このカードが出たからこの日付」と機械的に答えを出す方法では機能しません。心の中でカードから季節が連想されなければならず、それには感受性を自ら作る作業が必要です。
節気や候は、季節ごとの自然の風景や生き物の営みが名前になっている点が重要です。これらは物語を持った絵として、ビジュアル的にイメージできます。絵があるということは、単なる数字の並びである日付よりも、タロットと並べたときに馴染みやすい、心の中でつながりやすいのです。
この全体図をただ持っているだけではあまり意味はありません。これを見ながら「そうか〜、だからこのカードはこの季節なのか」と一つ一つ心で納得していかなければなりません。
とはいえ、それを一気にやるのは大変な作業です。
だからこそ、日常的に使うスケジュール手帳の形でこのタロット暦を日々追いかけていければ、カードに対する自らの感受性を新たに作っていけるのではないか・・・そんな期待も込めています。
参照記事
このシステムは黄金の夜明け団のタロット・占星術対応を援用しています。ただし、黄金の夜明け団のサインは西洋占星術で一般的なトロピカル方式ではなくサイデリアル方式であったり、コートカードの名称・序列の改変問題などがあって、それらは今回スルーしています。詳しいことは以下の記事もご参照ください。
黄金の夜明け団（＆それ以外）による大アルカナと占星術の対応関係
（追記）この暦による各季節の考察
最近の活動
12/17（日）TAZNのタロット練習会、最終回
今日は灯台屋さんでのタロット練習会、最終回でした。最後までご参加くださった方、どうもありがとうございました！ 灯台屋さんではまた近いうちになにかやらせていただければな、と思っております。
タロット練習会は、タロットサークル内で引き続き毎月行っていきます。
TAZNのタロットサークル、冬至のゲートオープン中
12/22の冬至の日まで、タロットサークルへの新規参加ゲートが開いております。今回は新たなリニューアルを行いました。
前回のニュースレターでも詳しくお伝えしてますので、そちらもご参照の上、ぜひご参加をお待ちしております。
1/6（土）ルディア「占星術のマンダラ」読書会
サビアンシンボルの原典の一冊、ディーン・ルディア「An Astrological Mandala」を日本語訳で読みます。本を持っている必要はありません。
毎月第１土曜・第２水曜zoom開催。
・1/6（土）19:30- 牡牛座１〜３度
・1/10（水）19:30- 牡牛座４〜６度
「私に関係ある度数だけ参加したい！」という方のための単発ゲスト参加と、継続的なメンバー参加があります。メンバー参加は専用discordでの交流や、過去回のアーカイブの試聴が可能です。
12/20（水）メアリー・Ｋ・グリーア「タロットワークブック」読書会
グリーアの名著「タロットワークブック」のzoom読書会、掲載されているワークを実際に行いながら読み進めます。
次回は12/20（水）19:30より。タロットサークル内の活動ですが、メンバー外の方で参加希望の方はお問い合わせください。本がない方、英語版しか持っていない方、途中参加の方もどうぞ（このメールへの返信や、サイトのお問い合わせフォームなどからご連絡ください）。
絶版本で希少ですが、良書を誰にでも手の届くようにするためこちらから復刊のリクエストにもご協力ください。
１月 タイツタロット2024年の運勢
タイツタロットでの2024年の運勢占いは年始より受付いたします。
ゾンビタロット2024年の運勢
ただいまご依頼多数につき、受付を一時中断しております。
大変お待たせしており申し訳ありません。再開までもうしばらくお待ちください！
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それではみなさん、よい一週間を！