こんにちは、「TAZNのタロットワーク」ニュースレターです。日々の考えやタロットの話をしていきます。
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ここで語られるタロットの読み解きは、無数の可能性の一つに過ぎません。
本日もワークをやってくださったカードを少しずつ拝見していきます。このペースだとそれぞれ全員読みきれるか読みきれないかギリギリといったところ。全員フォローできなかったらゴメンね。
立春の魔法の水



ワンド3の効能、情熱や意欲をどんどん盛り上げていく、憧れを増幅させる効果のある水。ソード9逆の結果はこれ以上頭を使わなくてよくなる。9の逆位置が2枚、ワンド3で盛り上がった情熱が、思考や物質の価値を極めようとすることより優先される。9より3という若い数字へ戻り、またそれがワンドなので若々しい生命力への若返りの魔法の水という印象。
ペンタやソードの道で9から10へ進みそれを極めるよりも、もっと新しい情熱を膨らませる。ゴールの一歩手前なんだけどそれ以上進む熱意はないので違う道を欲する様子も感じられます。
新月の問い満月の答え


ワンド9のから8なので、こちらも数字が逆行しますね。「9とはなにか? それは8である」という、前の数字のテーマをもう一度ちゃんとやろうという復習的なメッセージにも感じられます。8の絵は鎌で刈り取ろうとし、9では刈り取った8本を階段に並べ、さらにもう一本植物と火の付いたワンドがある。階段に並べるためにはまず刈り取らなければならない。9の人物は上への階段があるのに下を向いていて、8ではカラスがメッセージを持って飛んでくる。このカラスは9からのメッセージを持ってきているようにも見える。もしかすると9はさらなる上にも並べるためにもっとワンドを8に刈ってほしいのかもしれない。



右下の子供がカップペイジだとしたら、持ってた魚が死神に化けた、みたいな驚きもあります。自分が話しかけていた魚は死神だった、ということは心を交流させる相手が何かを停止させようとするエネルギーである、とも。
「何の制約も制限もないならどんなユニークなアイデアを思いつくか」という問いの答えなら、何かを終わらせるためのアイデアだとも考えられます。カップペイジになるために終わらせること、かもしれない。
関係ない話ですが、今日庭にゴロゴロ転がっている水瓶を整理していたら、ある瓶を見て母が「父ちゃんがこれを仕入れたとき、中に葉っぱがいっぱい入っていて、水がないのに一番底に生きた鯉が入っていた。15年くらいそこで生きてたみたい!」と教えてくれました。
今私が潜在的に持っている疑問をどう表現すればいいでしょうか?
今日はタロットサークル下弦の月のzoom会。なにを疑問に思っているかわからない、あるいは疑問はあるけどうまく言葉にしていくのに時間がかかる、という話があり、「今私が潜在的に持っている疑問をどう表現すればいいでしょうか?」とみんなでカードを引いてみることに。
自分が引いたのは正義逆。潜在的な疑問だから、普段意識にのぼることではない、より根源的な部分が持っている疑問だと考えてみる。
・アンフェアと感じていることはなにか?
・アンバランスと感じていることはなにか?
・正しくないと感じていることはなにか?
・自分の軸がぶれていると感じることはなにか?
・自分の価値観はちゃんと定まっているのかどうか?
・公平を期するためになにをすればいいのか、どういう基準を持てばいいのか?
・客観的で正しい物事を判断するためにどうすればいいのか?
・自分には偏ったものの見方があるのではないか?
・法的な問題についての疑問
他の参加者さんの読みだと「均衡を破ることこそ是とするような議題はあるのか」「自分が正しいと思っていたけど実は違うと感じる疑問はなんですか?」なども。
zoom終わったあとに書いたコメント。
疑問を持つというのは問題意識があるからできることなのかな、とも思いました。タロットと関係ない問題意識でもそこから生まれる疑問があれば、それをどうタロットと接続できるか(解決できるか、どうタロットを通じてその問題を生きるのか・・・)を試みることができる場になればいいなあサークルが!
以前こういう試み(社会問題についてカードを引くワークを組み立てる)をして、その後どうなったかなんですが、あまり手応えのあることを自分の中でできていません。ということは、このときに設定した社会的問題があまり問題意識として自分の中に落とし込まれていないのかも。
社会的問題意識に対して個人的な問題意識があるはずで、そこから生まれる究極の疑問は「私とはなにか?」でしょう。その一歩手前に「私とはなにができるのか?」がありそう。こういう個人的な問いについてタロットを通じて考えていく方が、自分にとっては手応えがあるようにも思いました。
去年までに作ってきたスプレッドを見返していくと、基本的にはほぼ全て、社会的問題意識から生まれる問いに答えるためではなく、個人的問題意識から生まれる疑問に答えるためのものであった、と言うこともできます。ここにあるスプレッドは意図的に「あなたの」という言葉を使うようにしてきました。それはやっぱり「あなた個人」に関わるワークを作る意図があったからです。
ここ最近はこれまでベースとしていた「個人的」ワークに加え、「社会的」ワークにも手を伸ばしたいという気持ちが生まれ、そっちにもチャレンジしようという模索が(少しだけど)あったのですが、もしかするとあんまり自分には向いていないのかもしれない。
と、考えたことを先程の正義逆にフィードバックさせてみると、「個人的-社会的の軸の間でバランスを取らなくてもいいんじゃないか」という答えを示すものにも見えてきます。そうなるとメンバーさんの「均衡を破ることこそ是とする議題はあるのか?」が問いとしてはしっくりくるかもしれない。
ソーラーリターンを見る
先日、今年のソーラーリターンチャートを使って星見当番さんのアストロレストランをやってみました。左下の区画に星が集中している。さっきの個人的-社会的の軸で行ったら、下半分が個人的・上半分が社会的と言え、今年は徹底的に自分のために個人的なことをする、というエネルギーの集中が見られます。



ちなみに去年は右下の区画(個人的に他者のために)で同じように天体の集中が起こっていて、これがさっきスプレッド作りで意図していた「あなたの」という言葉にもつながってきそう。
そう考えていくと、今年は「あなた」じゃなくて「自分」のためにいろいろやることに力を注いでいくのが、よりよいエネルギーの使い方と言えます。
来年のチャートだと、一転して天王星以外の天体が全て上半分(社会の側)へ行くので、社会的問題についてタロットを通じ考えるのは来年でいいのかも!(と、再び自家発電的活動へ戻る・・・)
(アストロレストランのやり方はマイカレンダー冬号に載っています)
本日の絵を描いてカードを引くワーク
昨日のヨガのポーズの絵ですが、そういえば以前ここで「今度やってみよう」と書いて結局やっていなかった「身体動作についてカードを引く」を意図せずやっていたことになるな、と思いました。身体がどういう姿勢でどこにどう力を入れているのか、ということへのカードを通じてのフィードバックでもありました。
今日の絵です。夢で喫茶店に行ったので。多分、青山のあたり。
絵にはお茶のカップがかかれているので、カップのスートが出ている点はスムーズです。お茶は自分の手元にやってきて、飲めば自分の体内に入っていく。「お茶を自分に同化させる」という点でカップ的なエネルギーだと言えます。くっついていく、同化していく。お茶を受け取る側は手を伸ばしてはいますが、どっしり座っていてそこから動こうという気はなさそうです。この「動じなさ」が8的なイメージも。自分から取りに行くんじゃなくて、向こうから来るのを期待するのもカップ8的なのかもしれません。
逆さに進む大アルカナ
世界から愚者へ向けて、カードを逆順に進めたらなにが見えてくるのでしょうか?
1番「魔術師」
女教皇で向き合ったもの同士が一つの存在に統合される。どちらかがもう片方に影響を与え、反対にもそうであるならば、それらは一つの存在と言ってもおかしくない。審判で分かたれたものが再び一つに戻るかのように。全なるものは一つ。
女帝で爆発的に増えたものが女教皇で相対化され、結果として一つの存在に統合されます。全てのものは全体の一部である、という認識を持った時、全ては一つなのだと言えます。自分の中に全宇宙のエネルギーが統合され、内包されます。そのエネルギーは、一つに閉じた存在の外側へ向かうことはありません。この一つの存在だけで全てが完結しているからです。
21番「世界」では世界の全エネルギーが無限の中にありましたが、ここでは一つの存在の中にそれがあります。11番「力」では地上の環境全体に立ち向かう個の存在があり、魔術師では環境はもうなくて個の存在だけがあります。10(1+0=1)番「運命の輪」では循環する一つの輪がありましたが、ここでは循環のない一つの点のようなものになっています。
●今日はそんな感じです!