吉田結妃さんと灯台屋のもずくさんの「世界の辺境でサビアンを叫ぶ会」への参加

お二人のtwitterスペースにお邪魔しました

May 21, 2022

こんにちは、TAZNです。

先日、サビはんカードの吉田結妃さんと、灯台屋のもずくさんのtwitterスペース「世界の辺境でサビアンを叫ぶ会」にスピーカーとして参加させていただきました。前半にお二人が「物語をつくること」をテーマに語りあい、後半にTAZNが吉田さんとサビアンシンボルのタロットワークについてお話しました。

前半のもずくさんのお話では、サビはんカードを使っての物語づくりや、「空想」と「想像」の違い（空想は無自覚のうちに勝手に起きて流されてしまうもの、想像は意識的に自ら作り出そうとすること）、想像の世界で自分の中の物語をどう書き換えていったのか、といった興味深いお話がありました。

後半、TAZNが話したことの一部をまとめておきます。

・タロットやサビはんカードが「バラバラのカードであること」の意味。各サビアンシンボルは12サインの中で居場所が決められ、チャートの中でサビアンを見てもそこから動かせない。でもカードになっていれば自由に動かしたり、並べ替えることができる。構造の中に固定されたシンボルを自由にしたのがサビはんカード。逆に、もともとバラバラなタロットについては、過去のタロット理論家たちがどのように構造化するのか独自に考案してきた。

・サビアンシンボルのタロットワークは、タロットとサビアンという別体系のシンボル同士を関連づける行為。このワークでは偶然引いたカードとの対応だが、例えば黄金の夜明け団のタロット-占星術対応などは構造化された規則によって別体系のシンボル同士を関連づける。偶然的／構造的のどちらにしろ、「このシンボルとこのシンボルはどういう関係があるのか？」を感受性の中で問い、関連付ける行為が発生。それが感受性の筋力トレーニングになる（そのため、過去の理論家たちの構造化理論や照応関係は筋トレマシーンとして使用可能）。この筋力は、シンボル同士だけではなく「シンボルと現実の事象」を対応させる占いの場で使う筋力とも一緒。

・サビアンシンボルのタロットワークのスプレッドは、なるべくルディア解説の要約になるように作っている。

・サビアンの情景が、タロットカードによって色づけられ、その人ならではの物語が立ち上がる。ワークを進めるにつれ、それぞれの人が独自のストーリーラインを作っていくことになる。

・サビアンは度数ごとに「人物」だったり「風景」だったり「行為」だったり、バラバラでまとまりがない。そういったものを分類していくと、タロットにおける「大アルカナ／小アルカナ数字カード／コートカード」といった区分けと同様の活用方法が生まれるのでは（サビはんカードならその分類が容易なのでは）。

お二人の「サビアンシンボルのサビはんでわたしの物語を語る会」があるそうです。

占星術タロット夢解きコーチ吉田結妃 @yukiyoshida18

@ymaruoka1 灯台屋のまるおかさんと「サビアンシンボルのサビはんでわたしの物語を語る会」を開催します。 5/27（金曜)夜のお話会は、はじめて編。はじめてサビはんのお話作る方も気軽にどうぞ！ ⇒ ameblo.jp/yumikoyoshida/… ＃サビアンシンボル＃サビはんカード

スペースのアーカイブはこちらからどうぞ。

古事記スプレッド〈国生みその二〉

オノゴロ島に天の御柱と八尋殿を立てたお二方。イザナミノミコトの「成り成りて、成り合はぬところ（できあがって、でききらないところ）」にイザナギノミコトの「成り成りて、成り余れるところ（できあがって、でき過ぎたところ）」をさして国を生むことに。柱を回り、イザナミノミコトから声をかけ結婚しました。生まれた水蛭子（ひるこ）は葦舟に乗せ流します。次に淡島。よくない子を生んだ二方は天つ神の命を請いました。

古事記スプレッドの第二弾です。今回は神話のこの場面を、あなたの生成の力と失敗について読み解くスプレッドにしてみました。

古事記スプレッド〈国生みその二〉
１．天の御柱：生成の力
２．八尋殿：生成のための籠もりの場
３．イザナミ：成り成りて、成り合はぬところ（できあがって、でききらないところ）
４．イザナギ：成り成りて、成り余れるところ（できあがって、でき過ぎたところ）
５．水蛭子：まだスルーできる生成の失敗
６．葦舟：失敗のスルー方法
７．淡島：スルーできなくなってきた失敗
８．天つ神の命：失敗のリカバリー方法

横位置のカードは正位置／逆位置を取らなくても構いません。

前回のスプレッド〈国生みその一〉はこちらに。