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タロットで行うTAZN流チャクラリーディング「七つの生きる力」①

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タロットで行うTAZN流チャクラリーディング「七つの生きる力」①

マンガラ・ビルソンの方法をアレンジ、詳細な読み解き方法

TAZN
Mar 26, 2022
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タロットで行うTAZN流チャクラリーディング「七つの生きる力」①

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こんにちは、TAZNです。

今回の記事は、タロットで行うTAZN流チャクラリーディングを解説します。

タロットでのチャクラリーディングとは

タロットでチャクラの働きを調べる手法は、マンガラ・ビルソン「直感のタロット 意識のためのツール」に「チャクラの並べ方(レイアウト)」として掲載されています。

カードを使って、7つのチャクラに何が起こっているのかという地図をつくることで、その人のエネルギー・センターの機能の仕方についての理解が得られると同時に、現在進行中のエネルギーのプロセスの質についても、深い洞察を得ることができます(マンガラ・ビルソン「直感のタロット 意識のためのツール」)

3年ほど前、twitterでも中川龍氏によって紹介され、ハッシュタグ「#チャクラリーディング」で流行しました。その当時、やってみたという方もいらっしゃるかもしれません。

ビルソンの方法では、7つのチャクラそれぞれに、大アルカナが出るまでカードを引き続けます。大アルカナは現時点でのそのチャクラの働き、小アルカナはそこへと至るプロセスを表します。カードが多いほど、そのチャクラの領域では複雑で込み入ったプロセスを経ている。最初に引いたのが大アルカナで、小アルカナがなければ、複雑なプロセスはなくこのセンターは開いている、と読みます(多いからと言ってチャクラが閉じている訳ではない)。

当時、twitterでやっている方たちは「カードが少ないチャクラがGOOD、多いチャクラはBAD」のイメージで、単純にカードの枚数だけ見てざっくり受け取っていた方が多かったと感じます。しかし、このリーディングはしっかり一枚一枚を読解すればパワフルに自分を調整してくれるはずだ、と考えていました。

そしてこのリーディング法とチャクラについて研究し、TAZN流に解釈を再構築した『生きづらさを解決する7つの力 ゾンビタロット本格チャクラリーディング』(後に改題し『7つの生きる力 あなたの「呪い」の全部見つけます』)を完成させました。各カードを徹底的に解釈し、テキストであれば鑑定結果に2〜3万字、対面鑑定であれば2時間半〜3時間かかるという、TAZNとしては超大型のリーディングです。

現在このリーディングのお申し込みは受け付けていませんが、今回はセルフリーディングでこのワークに取り組みたい方のために解読方法を簡単に紹介します。

TAZN流の方法について

TAZNの方法はマンガラ・ビルソンのオリジナルとは変更された部分もあります。特に7つのチャクラが受け持つ領域の解釈については、キャロライン・メイス「7つのチャクラ」とジョセフ&リリアン・ルペイジ「ムドラ全書」を参考にしつつ、最終的にはチャクラという概念から少し離れた「7つの生きる力」として扱うようになりました。

カードの引き方は同様で、7つの領域について大アルカナが出るまでカードを引き続けます。

7つの生きる力が受け持つ領域

7つの生きる力は、下から順に第1、第2、第3・・・第7の力です。これらはそれぞれ以下の領域での生きる力を示します。

  1. 【 家 】── ホームを信じる力

  2. 【対人】── 他者を信じる力

  3. 【自尊】── 私を信じる力

  4. 【 愛 】── 愛と慈しみの力

  5. 【意思】── 自分を一本化する力

  6. 【理性】── 真理を見抜く力

  7. 【 魂 】── 天とつながる力

カードの引き方

カードを引き、小アルカナなら再び次のカードを取り、最初のカードの右に並べます。大アルカナが出るまでどんどん右へカードの列を伸ばしていきます。大アルカナが出たら、それを右端に置いてその列は終わりです。

同様のやり方で、前の列の上に二列目を並べます。

これを7回繰り返し、上に向けて横列を追加していきます。

(オリジナルの、縦列を横に並べていく方法とは変更されています。人体の中のチャクラの位置とカードを対応させるためです)

大アルカナはなにを表すか

現在のあなたが、その領域で力を発揮するときのエネルギーのタイプです。その領域に小アルカナがなければ、このカードのエネルギーは無条件に、純粋に、スムーズに発揮されていると読みます。小アルカナがある場合も、正位置ならばなんらかの条件付けはあるものの力は発揮されています。

逆位置の場合は、なんらかの理由でこの力が発揮されていない、と読みます。小アルカナがあるならそれらが原因となって。小アルカナがないなら、特になんの障害もなく発揮できるはずなのに、そのエネルギーへの自覚がなく単にスイッチ・オフになった状態です。

例えば【家】の力で小アルカナなし、大アルカナが隠者なら、無条件に家を信じてリラックスすることができ、その結果深い探求を行うことができる。

【理性】の力で小アルカナがなく、大アルカナが魔術師ならば、客観的な視点で物事を見るための条件付けがない(=偏った視点がない)。その結果、自分の意思を強く持てる、などのように読みます。

小アルカナはなにを表すか

大アルカナのエネルギーを発揮するためのプロセスを示します。これは、「小アルカナのプロセスがクリアできていれば、この領域の力は無条件に働いており、大アルカナのエネルギーを発揮できる」と読み、「本来の力を発揮するために必要とされている条件」となります。

基本的には、この小アルカナのカードは「不必要な条件」です。本来ならそれをクリアしなくても本来の力を発揮できるのに、そうしなければダメだと思いこんでいるもの、刷り込まれているもの。無意識のうちに強制的になっていた考え方や行動、すなわち「呪い」と解釈します。これを中和していくことが、このリーディングの目的となります。

「呪い」という言葉は強烈なので注意深く扱わなければなりません。これは不必要な条件だからといって、「やめなければいけないもの」を示している訳ではありません。単にその領域の力のために「やらなくてはならない」という強制をほどけばよいので、自分の意識の中で「やってもやらなくてもいい」という扱いにできればそれで中和されるものです。だから実際には小アルカナが示す行動をしていたとしても、それを「本来のエネルギーを発揮するための条件としてやっている訳ではない」と意識できれば呪いは解ける。小アルカナのカードは、こうした考え方や意識をする必要を示唆しています。

また「呪い」ではあっても、その人の能力や経験上の知恵、実生活上の必要性が小アルカナとして現れる場合もあります。この場合も「自分にはそういうことができるのだ」「でも強制的にそれをする必要もないのだ」と考えることができます。

逆位置だった場合は、正位置状態を取り除かなければいけない、という条件があると読みます。

小アルカナの具体的な読み方

例えば【家】の力は、ホームの安全性を信じ、安心して過ごすためのエネルギーです。この力がスムーズに発揮されれば、自分の家を信頼して安心して過ごせます。スムーズに発揮されなければ、家にいてもストレスがあったり、所属するホームコミュニティから排除される不安を感じたりします。

小アルカナがなければ、その人は家で安心するためになんのプロセスも必要としないので、無条件でリラックスし、ホームで大アルカナの示す自分のエネルギーを発揮できます。

小アルカナが出ていたら、そのカードが示す行動をしたり、状況を作ったりしなければ家で安心して過ごせない、と読みます。「ここにいてもいいよ」と自分で自分に言ってあげるために、「これができたらここにいてもいいよ」と自分で条件をつけているのです。それは「これができなかったら、ここにいちゃダメだよ」という呪いにもなりえます。

カップの6なら、家で他の家族の感情にも気を使い、家族間で心の交流ができていれば家で安心して過ごせる、という条件。もし家族間の心の交流ができないとき、他の家族が心を閉ざしているときなどは、条件がクリアできず家で安心して過ごせない、となります。

ワンドのキングなら、自分がリーダーシップを取れていれば家で安心して過ごせる、という条件。もし自分以外にリーダーシップを取ろうとする家族がいると、覇権争いをして勝利しなければ安心してそこで暮らせなくなります。

ペンタクルの5逆位置なら、経済的なマイナスを自分の手で解決しなければ家で安心して暮らせない、という条件。その努力をしていないときは家で安心していられない。

当然、家族の心を思いやったり、頼もしい存在でいたり、経済的問題を解決のために努力することは、必ずしも「やめなければならないこと」ではありません。でも「それをやらなければここにいてはならない」という無意識をほどき、「やってもやらなくても、ここにいていい」と意識できるようになれば、呪いが中和されます。その条件をクリアしていないときでも安心して家で過ごせるようになり、もっと生きる力が発揮されるのです。

【対人】の力なら、他者と一緒にいるとき安心しているための条件。【自尊】の力なら、これをクリアしていれば自分自身でいることに安心できるという条件。【愛】は人を愛したり慈しんだりするための条件(小アルカナがなければ無条件の愛)。【理性】の小アルカナは、「これがクリアできていれば客観的に物事を見られる」という条件なので、ある種の偏見を示す可能性があります。

同じ列の小アルカナ同士の関係を読む

同じ列に小アルカナが複数あれば、それはクリアすべき条件がいくつも重なった状態です。これらのカードの関係から、条件の強調や葛藤が読み解けます。

例えばカップ2とカップ6など、類似したエネルギーのカードがあるなら「人と心を交わし合うべし」の条件が強いと読めます。

反対に、カップ6とワンド5のような相反するエネルギーのものが同時に出た場合。「心を交流せねばならない」と同時に「自分の存在を強く押し出し戦わねばならない」という矛盾した条件によって、本来の力の発揮に葛藤がある。

ペンタ5逆とペンタキング逆なら、「経済的問題を解決すべし」の条件に、「経済的なリーダーシップを取るな」という禁止事項が付加されます。そのため問題を感じているのに人任せな態度になったり、あるいは人がリーダーシップを取ることに対しても禁忌を感じてしまうかもしれません。

また、左から右に並んだ小アルカナを「プロセスの進行過程」という流れで読んでみてもいいでしょう。

同じ列の小アルカナと大アルカナの関係を読む

大アルカナのカードのエネルギーが、小アルカナの条件を誘発している場合があります。例えば大アルカナが恋人たち、小アルカナにカップ6。この人はその領域の力を発揮できれば自然に人との深い関係を作ることができます。これは結果として現れるエネルギーです。しかしカップ6はそのために「人と心を交わさねばならない」という余計な条件を付けています。本来の力の発揮を必要条件だと誤解している場合のパターンです。

大アルカナが逆位置で本来の力が発揮されていない場合、小アルカナの中で特にその原因となるカードを探すこともできます。例えば運命の輪逆の列にワンドナイトがあるとき。本来の力は、環境の変化に合わせて自然なタイミングや流れに乗れることですが、ワンドナイトは環境変化よりも自分の意思や情熱を優先させなければならない、という条件です。

他の列との関係を読む

似たような条件付けが他の列同士の間にあれば、人生全体の広い領域でその条件が影響を及ぼしている、と考えることができます。このような条件が中和されれば、いくつかの領域で同時に本来の力が発揮されやすくなるかもしれません。

またある列の大アルカナが、他の列のカードに影響を与えているか、なども見ていくことができます。

4/4追記:次の週のニュースレターで、このリーディング方法の補足をしています。各7つの力の詳しい解説など。そちらもどうぞご参考に!

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【TAZNのニュースレター】2022/4/3
こんにちは、TAZNです。 先週のニュースレターで紹介した「7つの生きる力」、twitterでもたくさんの方が挑戦してくださったようです。 今回は、先週書ききれなかった補足をしていきたいと思います。この記事を見ながらご自身が引いたカードをまた見直してみると、より深い理解が得られるかもしれません。 7つの生きる力、それぞれの意味 1〜3の力は「信じる力」 最初の3つの力は、すべて「○○を信じる力」となっています。 【 家 】── ホームを信じる力 【対人】── 他者を信じる力 【自尊】── 私を信じる力…
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春分の日から入会してくださった方も何人かいらっしゃって嬉しいです!

昨日のzoom会では死のカードにみんなで入るというパスワーキングをしました。

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それではみなさまよい一週間を!


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