こんにちは、TAZNです。
今日は自分の体を使ったスプレッドと、写真を使ったタロットの実験をお送りします。
あなたはどこから来てどこへ向かうスプレッド
タロットサークル手帳の今日のページには、こんなスプレッドが掲載されていました。
あなたはどこから来てどこへ向かうスプレッド
1.どこから来て
2.どこへ向かう
以前、twitterで流したものです。
私の体をスプレッド内に置く
目の前の机の上にカードを置くいつものスプレッドではありません。
自分の体の後ろと前にカードを置くのが特徴です。
自分の後ろにあるものは、これまでいた場所(過去)。
目の前にあるものは、これから向かう場所(未来)。
これは人間の体感と一致しているため、カードを俯瞰するだけでは得られない体感が生まれるはず。リーディングの結果がより自分ごとになることを期待しました。
どっちかのカードしか見えない
TAZNのリーディングはこんな結果でした。
1.どこから来て:ワンドのペイジ逆。意欲の抑圧されるところから来た
2.どこへ向かう:ソードのクイーン。正しいことを成し、知恵と計画で進む場所へ向かう
両方コートカードだったので、ワンドペイジ逆的な自分から、ソードクイーン的な自分へ切り替わる過渡期にいる。この2枚に挟まれた自分自身は、過去と未来の間、現在のポジションに置かれた存在だと言えます。
振り向いているときは後ろのカードしか見れず、前向きのときは前のカードしか見えません。どちらか一方のカードしか視界に入らないのです。前を向くなら、どこから来たのかは意識せず進め、という体感ができます。
とはいえ、これはあまりに主観的な視点です。部分的にしか全体像が見えない。普通のスプレッドは全体を客観的に俯瞰できていいなあ、と改めて気付きました。
体の代わりに写真を使う
もう一度いつものような机の上のスプレッド展開にするため、現在の自分を示すカードも使ったらどうだろう?と思いつきました。客観的にも自分の状況を確認したい。
シグニフィケイター(相談者自身を表すコートカード)を使う方法もあります。しかし、今回は体感を重視するスプレッドだったので、自分自身を直接カードにしてみたくなりました。
そこで、自分の写真を印刷し、登場した2枚のタロットの間に置くことにしました。
これは「過去/現在/未来」のスリーカードとして読むことができます。
しかし、この真ん中の「自分カード」にはどんな意味があるのでしょう?
いつものタロットにはないカードだから、意味がよくわかりません。どうやって読み解いたらいいでしょう?
ふきだしカードで語らせる
先日作った「ふきだしカード」を使ってみます。
これはタロットに言葉を語らせるツールですが、写真でもいけそうです。
いくつかのふきだしをつけ、自分カードに語らせてみました。
自分が直接同じ質問をされても、同じようには答えないだろうな、という言葉が出てきます。自分自身の声というより、このカードの声として語りだしました。
ただの写真のときは「これをどうすれば…?」とよくわかりませんでしたが、ふきだしをつけるとマンガみたいになります。写真が「キャラクター化」されるのです。マンガのキャラなら物語の中を動き回って話し出すはず・・・見ている側の意識がそんな風に切り替わり、言葉が生み出されるのかもしれません。
自分がキャラクター化されることで、自分本体とは切り離され、カード自体の声が聞こえてくる。
それでも写真カードが語る言葉は、やはり自分の言葉だとも感じました。いつもとは違う視点から自分の新しい言葉を語れたようです。写真は(そして自分も)なにか語りたいことを秘めていたのです。
ひるがえって、通常のタロットカードも「語りたいこと」があり、それをうまく引き出してやることもできる、と改めて実感しました。ふきだしをつけてタロットカードを「キャラクター化」すればもっと自由に動き回ってもらえる。
同時に、思いがけず自分自身の「シンボル化」ができたのもおもしろかったです。自分がタロットカードの一員だとしたら、どんなものを象徴しているのか?
このふきだしカードを使ったワークは、4/21のワークショップでやってみる予定です。
4/21(日)カードが語り出す3つの方法ワークショップ
カードとの対話を深める「ふきだし」を使った3つの方法をやってみましょう!
今回の記事でも使った「ふきだしカード」に加え、さらにもう2つのやり方でカードの言葉を引き出していきます。肖像画のように静的なタロットも、ふきだしでキャラクター化させると、動的なメッセージを語りだします。
・4/21(日)13:00〜15:00
・武蔵新城はってん会商店街 灯台屋(南武線武蔵新城駅から徒歩5分)にて
かなり実験要素が多いワークショップなので、今後もう一度できるかどうかはわかりません。ご参加お待ちしております!
4/10(水)ルディア「占星術のマンダラ」読書会
サビアンシンボルの原典の一冊、ディーン・ルディア「An Astrological Mandala」を日本語訳で読みます。本を持っている必要はありません。
毎月第1土曜・第2水曜zoom開催。
・4/10(水)19:30- 牡牛座22〜24度
「私に関係ある度数だけ参加したい!」という方のための単発ゲスト参加と、継続的なメンバー参加があります。メンバー参加は専用discordでの交流や、過去回のアーカイブの試聴が可能です。
4/24(水)メアリー・K・グリーア「タロットワークブック」読書会
グリーアの名著「タロットワークブック」のzoom読書会、掲載されているワークを実際に行いながら読み進めます。
次回は4/24(水)19:30より。タロットサークル内の活動ですが、メンバー外の方で参加希望の方はお問い合わせください。本がない方、英語版しか持っていない方、途中参加の方もどうぞ(このメールへの返信や、サイトのお問い合わせフォームなどからご連絡ください)。
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