こんにちは、TAZNです。
タロットの各カードは、それぞれ固有のエネルギーの質を示していると思っています。
愚者のカードには愚者の、魔術師には魔術師のタイプのエネルギーがあります。
そのエネルギーは現実の世界に具現化するとき、人間の行動という形を取ったり、状況という形を取ったりします。
たとえばあるカードを「運勢」、今日降りかかってくる出来事として読む場合。カードのエネルギーは「状況」という形で表現される、と読んでいることになります。環境の側がカードのエネルギーを表現します。
あるいは「その人が発揮できるエネルギー」として読む場合。カードのエネルギーは、その人がなんらかの行動のために使えるパワー、と読まれます。その人が行動によってカードのエネルギーを表現できます。
どちらにしても、「そこにどんなエネルギーがあるのか」という認識が起こります。
タロットは「何かを認識する」ために有用なツールです。自分がどんな状況に置かれているのか、あるいは何ができるのか、何をすべきかを知るために使えます。
ただ、それを超えて、自分や周囲の状況を「変える」ためにも使えるはずです。それはカードの持つエネルギーを、自分の「行動できること」「私の力」として読むことです。
自分にはこういう力があって、それを使うことができる、と認識すれば、それを行動につなげることができます。
ただし、自分の力を認識したあと、実際に行動ができるかどうかはその人次第です。「そういうエネルギーはあるのはわかったけど、使わないで何もしない」こともできるからです。
タロットを「認識のツール」から、よりパワフルな「行動のツール」に変えるには、どのようにタロットを取り扱えばいいのでしょうか? 最近はそれについて考えています。