サビアンシンボルのタロットワーク
牡羊座16度「自然の精霊が日没の光の中で働いているのが見える」
ルディアによれば、自然の精霊の力とは、惑星全体の生命に働きかける、成長、維持、増殖の自動システムのガイドです。これは人間で言えば内分泌系のようなもので、それが全惑星規模で働いている。しかし個人の人間は、意識的な目標に集中しているためその見えない力の働きを理解できません。しかし太陽の光が弱まれば、その自然の力を象徴的な形で認識することが容易になります。
真昼の光の下で人間は自分の活動に集中しちゃうので、日没に「あ〜今日もよく働いた!」と集中が緩むことで精霊の力を認識できますよ、ということのようです。
スプレッドはこのようにしました。
太陽の光が背面に行くことで、前面に自然の精霊が見えてくる、というイメージです。1枚目の横置きのカードは正位置・逆位置をとらないことにします。
引いたカードはこのように。
1.日没:ペンタ10 物質的社会の一員であること。システムの一部として全体の中で生きること。昼間は社会メンバーとしての環境の中にいるとわかります。
2.自然の精霊:ワンド2逆 二極化の解除。あるいは日没という昼と夜の二元性の間にいること。二元性の曖昧さ。
ワンド2逆は、「1枚目は正位置逆位置を取らない」としたことについてのアンサーでもありそうです。逆位置の採用は「正位置/逆位置」という二極化につながる、ということを以前ここで書いたことがあります。二極化というのは2のカードによって示唆されることでもありますが、ここでは2が逆位置なので二極化そのものを曖昧にしている。昼と夜、オンとオフ、というはっきりした両極があって、という世界とは違うのが日没の時刻でしょう。
ということはペンタ10も、別に夜になったからといって逆位置化し、社会が解体される訳ではありません。それは単に「背面に下がって」いるのですが、ここでも「前面/背面」なんて単純な二極化に落とし込んではダメだよ、とワンド2逆位置が告げています。
日中、社会の一員として働いている。それは日没になると後ろへ引っ込むけれども、決して社会が解体される訳ではない。そして「社会の一員/社会から離脱」という単純な二極化でもない。精霊は単なるオン/オフの次元ではない働き方をしています。
ペンタ10をルディアの言う全惑星規模の生命システムと考えることもできます。
引っ越しについて
気持ちはもうnoteに戻る気になっていて、来週の新月前後あたりに引っ越せればいいかなと思っています。昨日はsubstackの問題について書きましたが、実際のところプラットフォームの問題に追い立てられるように移動するのではなく、自分が動きたいから動くのだな、という意識になってきています。これは前回noteを離れたときジタバタした教訓がうまく自分の中に落とし込まれたのかもしれません。プラットフォームを悪者にしなくても、自分が動きたいから動けばいいのだ、という。その方が精神的に健全です。
牡羊座12度「三角形の形の雁」のワークで、先頭の一羽は都市が破壊されたこと(ペンタ5)で飛び立ちましたが、それは単にきっかけに過ぎず、全ての雁がそれぞれ自分の意志で(魔術師として)飛んでいたのを思い出したのもあります。名残惜しいとしてもそうでなくても、substackの問題の発覚は自分の意志を発揮するきっかけに過ぎない、と考えることもできます。ワークでは世界逆も出ていたので、渡り鳥は最終目的地や終の棲家がある訳ではなく、自分の意志を発揮するために移動を続けるのだ、と改めての発見もありました。
このメールレターはたくさんの方が登録してくださっていましたが、自分にとってはかなりプライベートな場という感覚があり、いろんなことを書き散らしてきました。改めてこれはなんのためにやっているのかと自分に訪ねた時、「自分の健康のためだなあ」という答えしか返ってきませんでした。みなさんになにかを伝えて役立ててもらいたい、というモチベーションももちろんありますが、こういうのを毎日書いていた方が自分は健康に過ごせるのだ、と理解しました。
noteの方はもうちょっと「人に読んでもらう意識」が強まる場になります。ここみたいに一つの記事にごちゃごちゃいろいろなことを書かず、1記事1テーマになるでしょう。substackでは結構放ったらかしにしているテーマもあり、そういうのを改めて人に伝えられるようにまとめる作業もしたいです。
また当面、noteで有料記事は作らないことにもしました。substackでも「せっかく書いたのになんでこれ有料の人しか読めないんだよ〜」という口惜しい気持ちもあったりして、やや精神的によろしくない。そもそも自分の健康のために書いているんだったら別にこれで小銭稼がなくてもいいんじゃないか、と割り切ってしまった方がより健全そうです。ただ以前のnoteでやっていた日記マガジンのような、プライベートな場を作るための鍵アカ的有料マガジンは作る予定です。サポート(投げ銭)窓口も開けておきますので、そちらも歓迎です。
noteもある程度じっくり活動したら、またsubstack的なよりプライベートでカオティックな内容を受け入れてくれる場に渡り鳥するかもしれません。
substackの有料購読者さんには数日中にメールでお知らせをしますが、おそらくnoteの有料日記マガジンへの振替か、返金か、サークルメンバーさんだったら会費への振替、いずれかを選んでいただく形になるでしょう。別の手立てもあるかもしれないのでもうちょっと考えてみます。
実際引っ越してみたらまたいろいろ気が変わるかもしれないのですが、今の所はこんな感じのことを考えています。
読み合いについて
昨日、タロットサークルのzoom会がありまして、そこで読み合いについて「twitterで他の人のカードを読んであげたい、と思ってその内容も頭の中にあったけど、文字にして書くより言葉で言いたいのでコメントできなかった」というお話をうかがいました。
それならTAZNのワークをやってくださったみなさんが相互にカードを読み合いできるzoomの会をやってみてもいいのでは?と思いました。例えば新月満月のワークや二十四節気の魔法の水をやったら、翌日なり翌々日なりに希望者で集まってカードを読み合ってみる。あんまり大勢ではできないでしょうから定員制で。これももうちょっと考えてみます。
お知らせ
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この記事は「TAZNのタロットワーク」ニュースレターの中の一つです。日々の考えやタロットの話をしています。
ここで語られるタロットの読み解きは、無数の可能性の一つに過ぎません。