みなさんこんにちは、TAZNです。
今回は「タロットには多種多様の質問をした方がいい」というお話です。
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タロットには多種多様の質問をした方がいい
タロットには意味が付着するので、たくさん意味を付着させた方がリーディングが豊かになる、というお話です。
タロットの付着原理
あまり聞き慣れない言葉ですが、タロットには「付着(Accretion)」という考え方があります。
あるリーディングの質問や結果により、そこで登場したカードに新しい意味合いが付与される(付着する)、という原理です。
例えば、ある人と私がラブラブだったとき、カップの2を引いたとします。後日別の占いで同じカードを引いたら「あのときのあの人と私のラブラブ具合」をイメージし、リーディングに活かせるでしょう。
あるいは言葉足らずで気持ちがすれ違っている人とのことを占い、ソードの6逆だったら、後日別の占いでそれが出たとき「言葉足らずですれ違い、連絡の不行届」という意味も考慮できます。
質問がカードに意味を追加する
以前のリーディングの記憶が、別の占いの場でカードの意味として採用可能になるのです。「質問そのものがカードに意味を付け加える」と言ってもいいかもしれません。
もちろん、最初のリーディングで「そのカードと現状がしっくり来た」から起こることです。「なぜこの状況でこのカードが出た?」をあまり考えず、カードと質問を結び付けられなければ付着は起きません。心が納得していないからです。
そのため、付着を起こすにはカードについて心が納得するまで考えたり、イメージしたりする必要があります。
いろんな質問をしてみよう
質問により新たな意味が付着するなら、いろんな質問をすればカードの意味は豊かになります。多様なイメージを付着させれば、平板なリーディングを避けられます。
優秀なタロットリーダーは大勢の人の質問を占ったり、あるいはタロットを深く考察することで、カードに新たな意味を付着させます。「タロットに意味をチャージする」という言い方をする人もいます。
いわゆる「占いのお悩み相談」みたいな質問だけでなく、他にもいろんな日常的、社会的、哲学的な質問をカードにしてみましょう。
「なぜ戦争は終わらないの?」「死後の世界はどうなってるの?」「自意識って何?」「さっき食べたランチは私にとってどんなエネルギーになるの?」などなど・・・。
それについてカードと一緒に考えれば、カードから引き出されるものはみるみる豊かになるのです。
TAZN作の様々なスプレッドやワークもこうしたお役に立てるかもしれません!
参考文献
Rachel Pollack, A Walk Through the Forest of Souls: A Tarot Journey to Spiritual Awakening タロットの付着原理
アレハンドロ・ホドロフスキー『タロットの宇宙』タロットに意味をチャージする
最近の活動
5/31はタロットサークルの下弦の月のzoom会。「わからないこと」が怖い、苦しい。タロットは自分が注目した点を読めばいい&自分が見ていない部分を強制的に読むトレーニングをする。などを話し合いました。
6/1(土)19:30、ルディア「占星術のマンダラ」読書会。サビアンシンボルの原典を日本語訳で読みます。次回はいよいよ双子座に突入。
先週はグリーア「タロットワークブック」読書会、ケルト十字の十字架部分のカードを回転させて読み直す技法にチャレンジしました。次回は6/19(水)19:30。参加希望の方はお問い合わせください。
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