カードを何度も引いて毎回答えが違ったらどうすればいい?
何度も引かないための質問を考えよう。
みなさんこんにちは、TAZNです。
同じ質問でカードを何度も引いて毎回答えが違ったらどうすればいい?
先日、ご質問をいただきました。
ここ2日ほどカードに「〜かどうか」という質問をしているのですが、何度も引いても毎回答えが違ってしまい、しかもその問いはすぐに検証できるものでもなく、だんだん迷ってしまいました。私が引いたカードが正しいかどうかを判定する方法はありますか?
今日はこれについてお答えします。
引いたカードは常に正しい
まず、引いたカードは常に「正しい」、とします。なんらかの理由で間違ったカードを引いてしまう、ということはありません。これは宇宙の真理などではなく、タロットを使うとき持つべきルール・意識のようなものです。
もし「正しくないカードが出る」ことを認めると、解釈の混乱が増えてしまいます。間違ったカード、あるいは読めないカードが出たのは、シャッフルの手順を間違えたから? 意識を集中できていなかったから?などなど、余計なことを考え始めてしまうからです。
間違ったカードは存在しませんが、適切ではない「質問」は存在します。注意すべきはこちらです。
何度もしてしまう質問は変えよう
もし短時間の間に同じ質問を繰り返してしまうなら、こう考えましょう。「この質問には私の心を落ち着かせる効力がない」と。
何度も同じ質問をしてしまうのは、一回目のリーディングに納得できなかったときです。もし答えを読み解いたとしても、それで心が落ち着かなければもっとカードを引きたくなります。
たとえば、「彼は明日私に会いに来るかどうか?」という質問をしたとします。これで「彼が来る」という答えが出ても、「彼は来ない」という答えが出ても、心が落ち着いていなければ「本当にそうなの?」とまた同じ質問をしたくなってしまうでしょう。
納得できないリーディングになるのは、質問が適切ではないケースが多いです。同じ質問を繰り返すより、言い換えたり、問い方を変えてみましょう。
事実確認より、行動指針を立てるために問う
小さな事実の確認ではなく、大きな行動の指針を問う質問にしましょう。
「〜かどうか?」と聞くよりも、「〇〇のために私はどうすればよいか?」という問い方に変えた方が良い結果につながります。前者は事実を確認するための質問。後者は行動の指針を立てるための質問です。
また、視野が狭すぎる質問より、大きいスケールの質問の方が心の落ち着きに効果があります。
さっきの「彼は明日私に会いに来るかどうか?」という質問は、「明日の彼の行動」という狭い範囲における事実確認のための問いでした。
これを「彼と幸せに一緒に過ごすために私はどうすればよいか」といった問いに変えてみましょう。こうすれば、明日彼が来るかどうかに関わらず、より長期的に自分の願いを叶えるための方針が立てられます。
「間違ったカード」は存在しませんが、「適切ではない問いや解釈」を避けるため、質問を変えることを試してみてくださいね。
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必須の手順やお作法もない
「引いたカードは常に正しい」の話ですが、同じ理由で「カードを引くときに必須のお作法はない」とも考えています。
カードを混ぜるときの回転方向、呼吸や集中の仕方、頭の中でなにを考えているべきか、カードを選ぶ方法といったものです。こうした手順は「守ってもいいけど守らなかったからと言って間違ったカードが出るわけではない」。必須のルールではない、とします。
必須事項があると、あとで「あの手順ちゃんとやったっけ・・・?」などとわからなくなってリーディングに迷いが出る可能性があるためです。
もしその手順がカードを読むときの自分の状態を整えるためならやればいいけど、正しいカードを呼び出すためにそれをやっているのではない(だってどうやったって正しいカードが出るから)、ということです。
それではみなさまよい一週間を!
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