ワンドの2、赤バラと白ユリの紋章
イングランド対フランスの百年戦争をイメージする。
こんにちは、TAZNです。
先日、「タロットと数秘術〈2〉」の講座でウェイト=スミス版のワンドの2の話になり、城壁にあるユリとバラがクロスする紋章にフォーカスが当たりました。
ある参加者の方が「バラはイギリス、ユリはフランスでは?」とおっしゃっていました。その場ではこのテーマをあまりピックアップできなかったのですが、後から考えると深い意味も見出せそうです。今日はこれについて少し調べました。
ワンドの2と「百年戦争」
赤いバラはイングランド・ランカスター家の紋章です。シェイクスピアの『ヘンリー六世』では、党派の違いを示すのに「ランカスター派は赤いバラを、ヨーク派は白いバラを摘め」と表現するセリフがあります。
白いユリ(フルール・ド・リス)はフランス王家の紋章として12世紀、ルイ7世の時代から使用されてきたシンボルです。
14世紀に起きた百年戦争、イングランドとフランスの戦いにおいて、イングランド王エドワード3世はフランス王位を主張。イングランドの王家紋章にフルール・ド・リスを採用します。「我こそフランス王である」という宣言を、紋章で表明したのです。
そもそも百年戦争より以前、イングランド王はイングランドの王でありながらフランス王の臣下でもある、という二重の肩書を持っていました。こうした構図は中世の封建制ではよく見られます。現代的な「一つの領土・一つの主権」という一元的な国家の原則・概念がそもそも存在しなかったのです。
このイングランド対フランスという百年戦争は、封建的な主権の曖昧さから、一元的な主権国家体制へ変化していく転換点の一つだったともされています。
こうした歴史から、もしワンドの2の人物をイングランド王エドワード3世であると見るなら、白ユリと赤バラのクロスはいくつかの解釈ができそうです。
イングランド王(赤バラ)でありながらフランス王(白ユリ)の臣下である、という二重の政治的立場を示す
すでにイングランド王でありながら、フランスの王権を求める、という野心を示す
ワンドの2はよく「すでに栄光を手にしながら満足せず新たな野心を抱く」とも解釈されます。イングランドの王でありながらフランスの王位を求めた、エドワード3世の姿とも重なります。
そう見なすなら、このカードに描かれる海はイングランドとフランスを隔てるドーバー海峡ということに?
厳密には
歴史的な前後関係で言うと、「イングランド・ランカスター家=赤バラ」というイメージは、エドワード3世の時代より後にできたものなので、百年戦争の当時「イングランド赤バラ vs フランス白ユリ」という象徴的な図式はありません(赤バラのランカスター家と白バラのヨーク家が争う「薔薇戦争」は百年戦争の後)。
それでも赤バラVS白ユリという戦いを、このカードの紋章が示している、と考えてみるといろいろ想像が広がりますね。
ちなみに魔術師には
魔術師の足元には、この2つの花が同時に咲き乱れています!
「2」のカードで争っていた花々が、「1」のカードでは共に咲いている。分離したものがここでは混ざり合って一つの花のしげみになっている。これも興味深い数字のシンボリズムかもしれません。
4/5(日)ツイキャス講座「徹底『愚者』深掘り講座」
毎月1枚、タロット大アルカナのカードを取り上げ、徹底的に深掘りを試みます。
今回は「愚者」を見ていきましょう。
カード成立までの由来、歴史、成立後の変遷
歴史上のタロティストがどう解説したか
数秘術・占星術・生命の樹などの対応から見たらどう解釈できるか
現代のアレンジされたカードからオリジナルを見返すとどうなるのか
ただいまいろんな資料をひっくり返して、愚者の遍歴を辿っております。いろいろな発見がありそうです。
※TAZNのタロットサークルメンバーさんはご招待があります。discordをご確認ください。
マイカレnote「あなたの咲かせる桜の花スプレッド」
スプレッドを監修させていただいたマイカレのnote記事が公開されています。
桜の花が咲くまでのプロセスをタロットスプレッドにしました。
編担さんのリーディングも、紙のマイカレ復刊までのプロセスを辿っているようで大変興味深い結果になっています。
準備、休眠を経て咲く花がどんなものか、リーディングしてみてね!
サークルメンバーさんがフォーチュンカード・マーケットに出展しました
サークルメンバー有志のみなさんがフォーチュンカード・マーケットに出展。タイツタロットなどの販売や、対面鑑定などを行ってくださいました。
日本橋プラザマームで開催された占いカードの祭典、即売会&鑑定イベントです。
サークルメンバーさんが主体となっての出展、昨年春に続き2回目となりました。自分も最後の方ちょっとお邪魔して、ブースに入れていただきました。
今年はイベント全体の来場者数も体感では去年より多い印象で、盛況でした。
現地に行かれない方でも、チラシデザインや告知などで協力してくださるなど、それぞれいろんなやり方で参加されていました。関わってくださったみなさまありがとうございました&おつかれさまでした!
鑑定依頼も多かったようで、今回は大成功と言ってもいいのではないか、と横から見ていて思いました。
ブースに起こしいただいたみなさまも、どうもありがとうございました!
タロットサークル春分のゲートがクローズしました
タロットのオンラインコミュニティ、TAZNのタロットサークル春分の新規メンバー募集ゲート、昨日無事クローズしました。
今回も何名かの方がご参加してくださり、さっそく練習会に参加されたりと、また一歩賑やかな活動になっていきそうです。新たなメンバーのみなさま、これからよろしくお願いいたします!
次回のゲートオープンは夏至の頃を予定しております。
最近の活動
☀️ 春分の天地の力リーディング
4/19頃までの限定メニュー。春分から秋分まで、あなたが使える天と地のパワーを読み解きます。天から与えられるあなたのパワー、地上での4つの分野「自己/家/対人/社会」で発揮されるあなたのパワー。
📖 タロット手帳2026年4〜6月発売中
タロットリーダーのための毎日手帳、日替わりのワークでタロットともっと仲良くなろう!
🌝 新月の問い満月の答え
4/2(木)は満月。月からあなたへのカードを引いてみよう!
🍥 ルディア「占星術のマンダラ」読書会
4/4(土)19:30。サビアンシンボルの原典を日本語訳で読みます。次回は天秤座13〜15度。本書の日本語訳も出版され、ますます集って読む意義も増してきました。
🌞 二十四節気の魔法の水
4/5(日)は【清明】。あなたの潜在能力を引き出す魔法の水をつくりましょう。
📖 グリーア「タロットワークブック」読書会
4/22(水)19:30。メアリー・K・グリーアの絶版名著を読み進めます。本を持っていなくても大丈夫。サークル内活動ですがご興味あれば一般の方もご連絡ください。
🏪 いろいろ販売中
タイツタロット、タロット日記術、マイノリティが世界を書き換えるためのタロット再解釈ブックガイド、などなど。
📺️ ツイキャス講座アーカイブ
超初心者向けタロット占い、スプレッド、タイツタロット、カバラ、チャクラなどの講座。
それではみなさまよい一週間を!






