みなさんこんにちは、TAZNです。
タロットで問題に向き合うシリーズ、4回目です。
今回のテーマはこちら。
「人付き合いが苦手です。うまく付き合っていくにはどうすればいいでしょうか」
今回も、タロットサークルのメンバーさんと話し合っていきました。
まず自分の「苦手」のパターンを理解し、どんな人付き合いを成功とイメージしているのかを確かめます。そして「人付き合い得意な人」の特徴を知り、自分でも気づいていない自分の「望み」を見つけていきます。
どんな「人付き合い」が苦手?
一言に「人付き合いが苦手」といっても、いろいろなパターンがありそうです。
・「職場など立場がはっきりしている場ではうまく振る舞えるが、役割が曖昧な人付き合いは苦手」
・「共通の趣味がある友人同士はいいけど、職場がダメ」
・「知らない人ならよくしゃべれるが、知り合いはしがらみがあって苦手」
・「こういうタイプの相手がやりにくい」「特定のこの人がムリ」
などなど。
「100%どんな人が相手でも苦手」というケースもあるかもしれません。でも、大抵の「人付き合いが苦手」な人にはシーンごとに得手・不得手がありそうです。
どんな場面での人付き合いが苦手で、どんな場面なら平気なのか、自分のことを見つめ直してみましょう。「私はこういう場面・人が相手ならOKで、これがNG」という自己理解があると、問題が分割されて対処しやすくなります。
どういう人付き合いがよい人付き合い?
そしてNGなシーンが思い当たったら、そんなとき自分が「どんな人付き合いがしたい」と感じているのか考えましょう。
仲良くしたいのか、距離を置きたいのか。
本音を伝えたいのか、そつなく対応したいのか。
そして、それを考えるヒントとなるカードを引いてみましょう。
「私は何を上手い人付き合いだと思っているのでしょう?」とカードを一枚引いてみます。
これは、「付き合いにおけるポジティブな成功事例」というイメージで受け取ります。「私はこういうことができたら上手に人付き合いできたと言えるな」というイメージです。
もしあまりいい感じのカードではなかったとしても、「人付き合いってこういうもんだよね・・・」とすぐ諦めるのではなく、なにがそのカードの示すポジティブな要素なのか一度考えてみましょう。その結果としてやっぱり「私は『人付き合いってこういうもんだよね(ため息)』と思っている」とわかったなら、それでも構いません。
逆位置が出た場合、それは「こういう人付き合いじゃなくて、」という否定型として読みます。「そのカードの示す状況を、私は人付き合いにおいて避けたいと思っているのでは」と考えましょう(例:カップの2逆位置なら「共感しあえるのが上手い人付き合いという訳じゃなくて、」など)。そして正位置が出るまでカードを引き続けます。
「あんまり人付き合いっぽくない」カードが出た場合、それは「その関係の中から得ようとしているもの」を示すかもしれません。例えばカップの2や恋人たちなど、関係性が直接描かれるカードならわかりやすいですが、ソードのエースなどはあんまり「人間関係」っぽく感じられません。これは関係の中から「知恵が新しく生まれること」が上手な人付き合いだと思っている、と読める可能性があります。
これによって、あなたがその人付き合いに何を期待しているのか、あるいはどんなイメージを持っているのかがハッキリしてきます。
(もし特定の相手が思い浮かぶなら、「あの人は何を上手い人付き合いだと思っているのでしょう?」と相手側のカードを引いても構いません。自分と相手の「人付き合い観」のギャップが見えてくるかもしれません)
人付き合いが得意な人ってどんな人?
人付き合いが得意な人の特徴も考えてみます。一つの例として、こういう人物像が浮かび上がってきました。
①自分がどうしたいのかわかっている
②それをオープンにしている
③その上で、相手への配慮も伝わってくる
例えば「私はこうしたいから、これはやりたくないな」と意見をはっきり表明し、「でもその代わり、こういうのはどう?」と相手に配慮した代案も出すことで、気をつかっていると伝わる。
こういう人は自分を曲げなくて済むし、なおかつ相手への気遣いも感じられるし、コミュ力高い人、人付き合いが上手い人と言えそうです。
まず重要なのは、①の「自分がどうしたいかわかっている」です。
逆に言えば、自分がどうしたいかわかっていないと人付き合いがうまく行かないのかもしれません。自分で自分の望みがわかっていないと、曖昧な態度になって混乱が生じ、「人付き合いが苦手」と感じてしまいそうです。
自分の心に「私はどうしたいか」を訪ねてみましょう。そして、自分でも気づけていない望みについては、カードに訪ねましょう。
人付き合いで何を大事にしたいか?
人付き合いが上手くいかないシーンを思いうかべ、「私がこの状況で望んでいることは?」とカードを1枚引きます。
これはそのような状況において、あなたが本当に望んでいるものを示しているかもしれません。
これも、逆位置は「私が望むのはこれじゃなくて」と読み、正位置が出るまで引き続けます。
最初に引いたカード「私は何を上手い人付き合いだと思っているのでしょう?」は、あなたの「人付き合いとはこうあるべし」という理想像を示しました。しかし今度のカードは、あなたの「本当の望み」により近いカードになります。もし2つの結果にギャップがあるなら、どちらを大事にしたいのか考えてみてください。
このカードをきっかけに、自分がどうしたいのか理解を深めましょう。
それでも何を望んでいるかわからないとき
自分の望みを100%理解できている人も少ないでしょう。さっきのカードを引いて、自分の望みを確かめても、また新しい場面に遭遇して自分がどうしたいのかモヤモヤしてしまうこともあります。
そしてモヤモヤしたまま、やっぱり上手く振る舞えなかったり、あるいは問題は起きなくても、なんとなく違和感を感じたりもあるでしょう。
そんなときは事後でもいいので、そのモヤモヤや違和感について、同じように「私がこの状況で望んでいることは?」とカードを引いてみてください。
違和感を感じるその都度、カードを引く習慣をつけてみると、自分への理解が深まり、上手に振る舞うための土台が構築されていきます。
人付き合いが得意な人を目指そう!
今回は人付き合いが得意な人の3つの特徴のうち、①「自分がどうしたいのかわかっている」にフォーカスしました。自分の隠された望みをちゃんと知ろう、という部分です。
②「それをオープンにしている」と③「その上で、相手への配慮も伝わってくる」について今回は触れられませんでしたが、もしまた機会があればそれについてもタロットで向き合う方法が考えられたらな、と思っています。
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マイカレンダー新連載「TAZN式自己探索スプレッド」
マイカレンダーWEBにて、新連載を監修させていただくことになりました。
月に1回、タロットカウンセリングとして、自分を見つけるスプレッドを提案します。
5月のテーマは「新しい環境、どう感じていますか?」。編集担当の永瀬さんが猫のタロさんと一緒にスプレッドをリーディングしていきます。
この連載は無料記事となります。みなさまもぜひどうぞ!
Xではハッシュタグ#今月の自己探索スプレッドでみなさんがやってくださっています!
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毎月第1土曜・第2水曜zoom開催。
・6/1(土)19:30- 双子座1〜3度
・6/12(水)19:30- 双子座4〜6度
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メアリー・K・グリーアの名著「タロットワークブック」のzoom読書会、掲載されているワークを実際に行いながら読み進めます。
次回は5/22(水)19:30より。タロットサークル内の活動ですが、メンバー外の方で参加希望の方はお問い合わせください。本がない方、英語版しか持っていない方、途中参加の方もどうぞ。
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